「ハンドルが繋がったトート」 AJITOの今年最初のお客様

あまり知らせていませんが、Magnuアトリエはサロンとして解放しています。

「ゆっくり商品を見てみたい…」

「好きな色で作れないか…」

「ショルダーベルトを追加装備したい…」など、

予約制ではありますがお客様をお招きして、お話をうかがっています。

 

今年最初のお客様は、東京都府中市にお住いのNさん。

Nさんは、かれこれ3年ほど前にMagnu アトリエを探して来られました。

椅子に座るなりスマホの画像を見せられて、「このトートバッグは、こちらの商品で間違いないですか⁉︎」

と、まるでドラマの刑事の様に尋問…いえいえ質問されました。

写りの悪い画像でしたが、その黒いトートバッグは、「TOKYO tote/BKスムースブラック KM-160/BK」でした。ちょうどエイジング(使い古した)サンプルが飾ってあったので、手に取って見てもらいました。

「やっとたどり着いた…」とNさん。

情報通のファッショニスタならともかく、Nさんは真面目そうな青年…そんな人が何故??? (※TOKYOtoteについては、「マヌー新聞」もご覧ください。)

 

スラムダンクなどの作者、漫画家の井上さんを追ったTV「プロフェッショナル仕事の流儀」を見ていて、彼が持っていたトートバッグが忘れられず、DVDを買い求め、もう一度確認をして、「ハンドルが繋がったトート」というワードで検索、そしてMagnu にたどり着いた…と。

後でYouTube で見てみたら、TOKYOtoteが映っているのは、ほんの数秒…

画像は、そのDVDから切り取ったものでした。

井上先生がTOKYO toteをお使いになっている…という事も驚きましたが、

Nさんの情熱がありがたく、嬉しくて、素材やデザインの事やブランドの成り立ちエピソードなど話しました。

細々とだけれども、Magnuを続けてきて良かった!

忘れられない日になりました。

 

その頃は、アノネイ社のスムース革が手に入りにくくなっていた時でした。

なんとか革を手に入れて、オーダーを頂いて数ヶ月後に、TOKYO tote/BKスムースブラック を渡す事が出来ました。

Nさんは当時28歳、宇宙工学エンジニアを目指す若人。

1st Magnuは、かなり覚悟のいる買い物ではなかったかと思うと作り手として、嬉しい反面、身が引き締まりました。


そんなNさんが、2nd Magnu をお求めにAJITOにお越しになりました。

お求めになったのは

これまたスムースブラック、「TOKYO tote tall/BK KM-159/BK」

ホームページで新作をチェックされていて、この「蓋付のTOKYO tote 」の実物を確認されて、満を持して御購入されました。

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商品に盛り込んだ小さなアイデア

見逃さず気が付いてくる人が居るんだ!

エンジニアとデザイナー

画像通しての不思議なご縁。

TOKYO toteが繋げてくれました。